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ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル 照屋 華子、岡田 恵子

東京大学文学部社会学科卒業後、伊勢丹の広報担当を経て、国際的なコンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーロジカルシンキング能力を鍛えるためのトレーニングを企画していたロジカルシンキングのスペシャリスト照屋華子氏と同じくマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務して、論理構成のスペシャリストとして活躍した岡田恵子氏という二人のロジカルシンキングのスペシャリストがロジカルシンキングとは何かということを伝えるために書いた本がこの「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル」になっています。

この本を読むことで基本的なロジカルシンキングの知識やそもそもロジカルシンキングとは何かということが分かるようになっています。

この本においてはロジカルシンキングをする際に欠かすことのできない3つの概念を中心に解説を行っています。それが「MECE」、「SoWhat?(だからなんなの?)」、「WhySo?(なぜそうなのか?)」の3つになります。「MECE」というのは「もれなく、だぶりなく」と言われている考え方で、何かの事柄について考えた時にそれに関する要素についてもれなくすべての要素に関して検討をした結果そのような結論を出したのか、ダブって同じような要素についての検討を何度も行っていないか、というようなことを検討する考え方です。

また、「SoWhat?(だからなんなの?)」、「WhySo?(なぜそうなのか?)」はコンサルタントのような論理的思考を重ねていく職業の人は常に何度も頭の中で繰り返しリピートする問いになります。

この「SoWhat?(だからなんなの?)」、「WhySo?(なぜそうなのか?)」を何度も繰り返すことにより、複雑な問題の本質をつかむことができるようになります。この3つの考え方はロジカルシンキングを考えていく上で、柱となる考え方になります。

この考え方が身についていないとそれ以降にさらに深いロジカルシンキングの世界に入っていくことが出来ません。

基本的なロジカルシンキングの力を身に着けることが出来ます

この本を読むことで基本的なロジカルシンキングの力を身に着けることが出来ます。特にシステムエンジニアをしていた時、上記で書いた「SoWhat?(だからなんなの?)」、「WhySo?(なぜそうなのか?)」という考え方は何度も何度も頭の中でリピートしていたフレーズになります。システムエンジニアの仕事ではシステムトラブルがつきものです。

そのようなシステムトラブルが発生した時には問題の切り分けというものが大切になります。このエラーはデータベースの部分に問題があって起こっているのか、ネットワークの部分に障害があったのか、はたまたプログラムにバグがあったのか等々、考えられる原因は山ほどあります。

そのようなトラブルの原因を1つ1つ切り分けていき、本質的な問題にたどりつくためにもこの問いを続ける必要があります。

 

例えば、

「ネットワークのエラーが発生した。」

→「SoWhat?(だからなんなの?)」

→「問題がある部分を切り分けなければいけない」

→「SoWhat?(だからなんなの?)」

→「ひとまず2課のネットワークだけ切り離してチェックしてみよう」

といったような形でシステムトラブルの対応策を考える時にはこの「SoWhat?(だからなんなの?)」の質問は常に頭の中で繰り返す必要があるものになります。

また、このようなシステムトラブルの時だけでなく、その後初めて転職を考えた時には「WhySo?(なぜそうなのか?)」の質問を繰り返して思いとどまりました。。

「仕事を辞めたい」

→「WhySo?(なぜそうなのか?)」

→忙しすぎる

→「WhySo?(なぜそうなのか?)」

→プロジェクトに人がいないから

→「WhySo?(なぜそうなのか?)」

→上司が人員を配置してくれないから

→「WhySo?(なぜそうなのか?)」

→自分が上司に訴えていないから

 

といった形の結論に落ち着き、上司に相談することで問題を解決したことがあります。このようにこの「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル」の考え方は仕事や人生の様々な局面において非常に役に立つ考え方になります。

 

この「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル」を読むことをおすすめしたいのは全てのビジネスマンの中でも特に論理的思考能力が必要とされるシステムエンジニアとコンサルタントです。

基本的に論理的思考能力というものは大学時代に培われます。大学生の多くは卒業論文という論文を提出する必要があります。

この卒業論文を代表的な例として課題として出されるレポートなどを書く際にも、その文章の構成は論理的な思考に基づいた形で書かれている必要があります。

最初に大学に入って論文やレポートを書く場合には高校生までの時代に学校で書かされていた感想文との違いが分からずに四苦八苦する学生が増えます。しかし、そのような過程を経て、論文やレポートで必要とされる論理的思考能力とは何かということが理解できるようになります。

しかし、近年は卒業論文やレポートなどで厳しく指導をされていないため、大学を卒業しても論理的思考能力というのは何かを理解しないまま社会に出ているビジネスマンも多くみられます。

特にシステムエンジニアやコンサルタントというのはコンピュータや経営という最も論理的な思考が要求されるものと日々向き合うことになります。

したがって、論理的思考能力の基本を「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル」でおさらいしておきましょう。

 

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

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