知ってトクするお金の話

お金に関するお役立ち情報を公開

遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣 印南敦史 

印南敦史さんという、元遅読の方が書いた本です。

著者は現在でもWebサイトであるLifeHackerの日本版で本の書評を書いている書評家で、毎日のように紹介される書評の更新頻度の多さの源泉となっている、本を早く読むための方法が書かれた書籍です。
また、著者の書かれる書評は詳しくそして丁寧に書かれており、是非読んでみたいと思うまとまりのある書評を書かれています。

そんな著者も、元は本を読むのが遅い遅読家で1ページ読むのですら5分もかかっていたと言います。

そんな著者が書評を書くため編み出した読むための技術や考え、心構えが書かれた書籍です。

書評を書くために考えられた技術は、書評を書かないビジネスマンにも有効な方法ばかりでした。
具体的には、技術的な部分では本の引用を書き出し、その引用から自分がこれだと思った重要な一文を書き出すこと。
そして、その本のレビューを一文として書き出すという方法です。

これらの方法は、著者のような書評家だけに使える技術ではなく、日々ビジネスという実践を繰り返すビジネスマンやビジネスウーマンにとっても役立つスキルになります。

なぜなら、今まで本を読むことで得ていた読了感や趣味としての読書というメリットを超えて、読んだ本から重要な知識や考えを見つけ、それを記録に残しておくことができることによってその本から得られる知識や考えをまとめておくことができるようになるからです。

この著者の技術でまとめることで、ただの読書感想文とは違うその本の核になる部分を抜き出すことができるようになれば、使える知識として本の感想を残しておけるようになります。

また技術的内容以上に役立つ、本を読む上での心構えや考え方についても書かれています。

こちらの書籍を紹介した理由は、読書好きのビジネスマンが全て読書のスピードが早いわけではないため、この本が他の本を読む上での下地になると考えたためです。

読書が好きだけれど、読むのは苦手もしくは読むのがもっと得意になればもっと好きな本が読めると考える全てのビジネスマンに読んでほしい本です。

本を読むということに対する心構え

先に紹介したように、この本は本の中で著者が遅読家と言っている人達に向けて書いた本を早く読むためにどうしたら良いのかが書かれた本です。

これまでもこう言った本は多数あり、そのほとんどが目の動かし方などの技術的方法に特化したものばかりでした。

そういった本の有効性はどちらかというと自身の読む力を上げるために書かれた本でしたが、この本はそれらとは違う視点で書かれています。

なぜ遅読家と呼ばれる、本を読むのが遅い人が存在するのか。

そしてなぜ本を読むのが遅いのか。

この問いに対して著者のシンプルな答えは、本を読むということに対する心構えがそう思わせているだけだと気づかせてくれます。

著者は本を何のために読んでいるのか、また本という媒体との向き合い方として熟読しなければいけないという間違った考え方が本を読むことを遅くしていると解きます。
本を読むという行為を音楽を聴くようにすることで、遅かった本を読むスピードを変えることができると教えてくれます。

私はこの本に対しての向き合い方をこの本に教えてもらった時、目から鱗でした。

本来本を読むという行為は暗記するために読む行為ではありません。

しかし、長い間行ってきた学校教育の弊害からか、いつの間にか本は真剣に読むものだという偏った考え方をしていることにすら気づかなくなっていました。

これを音楽という、一般的に趣味性の高いものを題材にして著者は教えてくれているのです。

これまでの速読本はどちらかというと、本を読むのが遅い人はそのことを自覚し、本を読む訓練をしようという趣旨のものばかりでしたが、この本は速読の仕方を教えますではなく、あなたは本当に本を読むのが遅いの?遅いのなら何故遅いのかというと本に対しての真剣に向き合いすぎていることが原因では?と教えてくれるのです。

私はこの本のこれらの文章に出会って、毎週3冊以上の本を読めるようになりました。

特別な技術ではなく、本への認識を変えることを学べる本です。

もっと多くの本を読みたいビジネスマンにおすすめ

この本は、もっと多くの本を読みたいけれど本を読むのが遅いと感じているビジネスマンやビジネスウーマンにおすすめです。

速読術が技術的なことを大量にかいてある本ではなく、本と自分の向き合い方を変えるきっかけを作ってくれるヒントをくれる本です。

実際に読みたい本がたくさんあるのに、それらを読めないとヤキモキしている人にも有効な本になります。

この本の特徴は本の引用を通して、本の核の部分を抜き出すことができる技術的な部分はあるのですが、それ以上に技術的な部分にはあまり突っ込まずに新たな本の読み方を提案してくれているところにあります。

これによって今まで速読系の本を読んだけれど、あまり合わなかった方や上手く行った気がしていたのだけれど、日が経つにつれてまた遅い速度に戻ってしまった人などが自分と本の関係を見直すことで、根本的に自分のスキルを上げることができる本です。

ですので、全ての本好きの方にこの本を読んでほしいです。

www.biztikara.com

www.lifehacker.jp

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣